最近、私はセミナーやパーソナルセッションで、
「寛容」
という言葉をよく使うようになりました。
以前はどうだったか調べてみたところ、拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』はなんとゼロ、このブログでもわずか2記事、3月7日に刊行した『グッドバイブス 安心力で生きる』で2か所と、ほとんど使っていないことが判明したのです。
おそらく、「ひとつになる」や「本気を出す」「愛」などと同じように、ずいぶんと手垢にまみれた言葉のように感じていたのだと思います。たしかに、「ぜひ、寛容になってください」などと言われても、ありふれた精神論のようにしか聞こえません。
ただ、グッドバイブスのさまざまなメソッドを実行しながら、「平安な心」でいられる時間が長くなるにつれて、ようやく「寛容」という言葉の重みがわかってきたようにも思います。
たぶん、現在の私は、
「負のイリュージョンから解放され、恐れや不安を手放した状態」
を表す代名詞として「寛容」を使っているのだと思います。
つまり、いま自分が何に対して寛容で、何に対して狭量であるかを知れば、それがそのまま「自分が何を恐れているか?」の答えになるということです。
そこで今日は、寛容について自問しながら、「恐れや不安」のイリュージョンを生み出しやすいポイントを探るという試みをやってみたいと思います。
どういうときに、何をきっかけに、あなたがグッドバイブスでいられなくなるかを見つける手がかりとしても活用してみてください。
◎ 寛容さで見極めるあなたの「恐れや不安サーチリスト」
① 他の人と自分のあらゆる違いについて寛容でいられるか?
② 期待していたことと、現実に起こったことの違いに寛容でいられるか?
③ 他の人が不機嫌でいたり、怒っていたりすることに寛容でいられるか?
④ 自分に足りない、自分ができないと思うことについて寛容でいられるか?
⑤ 自分がやらかしたミスや失敗に寛容でいられるか?
⑥ 先行きが読めないことに寛容でいられるか?
⑦ 予定していたことがコロコロと変わる状況に寛容でいられるか?
⑧ 不公平と思えることに寛容でいられるか?
⑨ 他人が思うように自分を評価してくれないことに寛容でいられるか?
⑩ メディアやSNSなどで自分よりも活躍している人を見て寛容でいられるか?
⑪ 時間やお金に余裕がないことに寛容でいられるか?
⑫ ネガティブな言葉や愚痴ばかり言う人に寛容でいられるか?
⑬ 家族や同居人が病気で弱っているのを見て寛容でいられるか?
⑭ 慢性的、または突発的な自分の身体の不調に寛容でいられるか?
⑮ 外で見かける「ヤバい人」「変な人」「非常識な人」に寛容でいられるか?
⑯ 寒い、熱い、湿気が多い、花粉が多い、風が強いなどの自然現象に寛容でいられるか?
⑰ 思い出したくないような過去の苦い記憶に寛容でいられるか?
⑱ 自分に望ましくない言動を取る人たちに寛容でいられるか?
⑲ 自分と同じ危機感を抱いていない人に寛容でいられるか?
⑳ 現在の自分が置かれた状況に寛容でいられるか?
私が思い当たるのはこのくらいですが、人によってはまだまだ「イリュージョン創り出しがちポイント」はあると思います。
日々の生活の中で、ここに挙げていない何かにイラッとしたりザワついたりしたときは、すかさずサーチリストに加えてください。
◎ 対処方法は「受け入れて赦す」のひとつだけ
「これに関して自分は寛容でない!」と感じたすべての項目について、対処方法はたったひとつしかありません。
あなた自身も、他の人たちも、どんな出来事も、自分を取り巻くあらゆる環境も、そのまま受け入れて、
「赦す!」
だけです(笑)。
冒頭に書いたように、あなたが寛容になれないポイントは「自分が何を恐れているか?」の答えでもあります。だとすれば、それに抗わずに、受け入れることであなたの心に平安が訪れるのは必然です。
赦すのはほかでもない、自分自身のしあわせのためと捉えてください。
そうすることで「恐れや不安」を軽減できたあなたは、あらゆるおかしな状況を、
「自分自身を攻撃する」
「相手を攻撃する」
という手段を使わずに改善できるようになります。
「受け入れて赦す」とは、見て見ぬ振りをしたり、甘んじて放置したりすることとは違います。修正できることは、全力でやるほうがいいに決まっています。
その際にも、受け入れる寛容さを携えてただ問題を解決しようとするのと、何かに抗いながら相手に戦いを挑むのと、どちらがうまくいくかは、火を見るよりも明らかなはずです。
もちろん、上記の20項目の中には、①⑮⑲の個性の違いや、②⑦⑯⑰⑳などの起きてしまった現実、自然現象、過去の出来事など、私たちの手に負えないものもあります。
どうしても変えられないものには、「恐れや不安」を増大させるような負の「意味づけ」をせずに、そのまま受け入れて前に進むのが最善のやり方です。
ぜひ、すべての問いに「YES!」と答えられる状態を目指してください。そのトライを続けるなかで、20項目の内容がまったく違うように見えるのは、ほかでもない私たちの小さなこだわりや正しさによるものだという、すごい事実に気づくはずです。
20の問いは、まったく同じ内容を言葉を変えて表しているだけなのです。
つまり、このほかに30個、50個、100個と、どれだけ面倒そうな事柄が挙がったとしても、たったひとつの寛容ささえあれば、どれも簡単にクリアできてしまうということです。
Photo by Satoshi Otsuka.
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