書き上げ塾から生まれた
素敵なギフトたち

すべての人が誰かの問題を解決したり、生活に彩りを添えたりする「ギフトの種」をもっています。それは、特別な技術や知識かもしれないし、ふだん何気なくやっている仕事から得たノウハウかもしれません。もちろん、過去の経験を淡々と綴った文章に救われることもあります。
執筆講座の「書き上げ塾」では本をそのように捉えて完成を目指します。すでに、世界に向けた素敵なギフトが数多く生まれています。ぜひ、塾生のみなさんの、想いのこもった力作をご一読ください。

必須キーワードがこれ一冊でわかる!
僕らの時代にはなかった「情報」の授業

2003年に高校の必修になった「情報」は、2025年から大学入試の共通テストに出題されることが決まりました。30代後半より上の世代の人たちは、この新しい授業を受けずに大人になりました。それでも、ふだんの生活であまり活用しない分野なら「習ってないから知らない」ですむと思います。

ところが! 「情報」の内容を見てみると、データ分析、知的財産、プロトコル、個人情報、メディアリテラシー、シミュレーション、プログラミング、情報デザイン、ダイバーシティなど、まさに現在の私たちが日々、身近に接するキーワードがずらりと並んでいるのです。

そこで、いまも高校で情報を教える山内先生は「この教科を知らずに育った人たちのために、まるで授業を受けているように情報を学べる本を書きたい!」と考えました。

こうしてできあがった本書は、ただ用語を解説するだけでなく、ITの歴史や、技術とそれを使う人の課題、デジタルの時代だからこそ大切にしたい温かさなど、リアルな暮らしの中で「情報」という道具や仕組みや発想と、どのようにつき合えばいいかを教えてくれます。

あなたのお子さんならあたりまえに知っている新しい授業を、本書をとおして楽しく体験してください!

2023年9月7日発売
著者:山内敏昭
表紙:倉園佳三
価格:770円(税込)
Kindle Unlimited 対応

Hello I’m JAP!!
1983年 New Jersey 晴れ。空から石が落ちて来た。

日本と米国で転校を繰り返す小学生のサツキが、いじめや差別やカルチャーショックに出会いながらも、人生の中には突然、キラキラしたものが降ってくる瞬間があることに気づいていきます。

日記ともエッセイとも、フィクションとも読める数々のエピソードは、筆者の加藤五月が9歳になる自身の息子に贈ったラブレターでもあります。 そこには、教訓めいた話も、世の中に向けた批判もいっさいありません。

ただ、主人公サツキの目をとおして見た、リアルな景色が淡々と綴られるだけです。 けれども、いつか成長した彼の息子がこの本を読むとき、随所にしあわせに生きるためのヒントが隠されていることに気づくでしょう。

多くの時間を不安の中で暮らす私たちの心に、一筋の光と希望をもたらしてくれる素敵な本ができあがりました!

2021年4月26日発売
著者:加藤五月
表紙:加藤五月
価格:580円(税込)
Kindle Unlimited 対応

Coupler(カプラー)
私をつなぎとめるもの

平日の午後1時、あるアクシデントで緊急停車した神戸線。『Couple 〜 カプラー』は、そこに偶然、乗り合わせた乗客の、3つの人生によって綴られていきます。

自分が電車に飛び込んだところを想像しても、まるで恐怖心が沸かない中学一年の美咲。キラキラと輝いて見える思春期の女子の、気まぐれな感情から起こる陰湿ないじめ。その矢面に立たされた美咲が、最後に決断したこととは。 「水槽のカプリチオーソ」

窓からブルーシートに包まれた遺体を、スマホで写真に撮る高校三年生の圭太。母の再婚相手を受け入れられず、家を出るために進学ではなくホストの道を選ぼうとする。女性を都合のいい道具としか見ていなかった圭太に、ある日、生死に関わる事件が起きる。 「inheritance」

早くに父を亡くし、母と寄り添って生きてきたさくらは、やがて「愛される女性」の仮面を被るようになる。本当の自分を押し殺し、壊れそうになりながらも、他の生き方を選べない彼女の前に、許すことのできない過去の記憶を塗り替えてくれる青年が現れる。 「不信のトマス」

2020年12月31日発売
著者:奥野香織
表紙:加藤五月
価格:670円(税込)
Kindle Unlimited 対応

これさえわかれば政治の話が楽しくなる!
国会というゲームのルール

この本の筆者である稲葉氏には「飲みの席や友人の集まりなどで、もっと気軽に政治の話ができるようになればいいのに!」という夢がありました。だからといって「もっと政治に興味をもとうよ!」などと呼びかけるわけにもいきません。

そこで「イデオロギーやひいきの政党について語るのではなく、国会をゲームに見立て、そこで交わされる駆け引きのおもしろさについて話す」という解決策を思いつきました。

そのためには、学校でも社会に出てからもあまり学ぶ機会のなかった「国会のルール」を知らなければなりません。その役割をはたすために、稲葉氏はこの本を書き上げました。

過去に繰り広げられてきた興味深い与野党の攻防を紹介しながら、私たちにワクワクする「国会の見所」を教えてくれます。

2020年8月17日発売
著者:稲葉遼一
表紙:加藤五月
価格:600円(税込み)

Kindle Unlimited 対応

グッドバイブス 攻撃のないコミュニケーション

本書は、なぜ多くの人が「人と話すのが恐い」「なるべく人との関わりを最小限にしたい」と感じるようになったかの原因を探るところから始まります。

私たちはふつうの会話ではなく「コミュニケーションのフリをした攻撃」に傷ついてきました。そして、その辛さから自分を守るために、数々の「防御」を心に張り巡らせるようになりました。 この攻撃と防御こそが、私たちに「コミュニケーションが苦手」と思わせる最大の要因なのです。

この問題はテクニックやノウハウによってではなく、心にアプローチすることで解決します。 なぜならば、すべての人にとって、自分の想いや意志を伝えることも、他の人のそれを理解することも、呼吸をしたり歩いたりするのと同じ生まれながらにもつ能力だからです。

一般的な対話を平和に行うステップはもちろん、激怒する人が恐くなるマインドセットから、プレゼンなどの多数を相手にする緊張を解きほぐす方法まで、これ一冊でコミュニケーションにまつわるあらゆる悩みが解消します!

2022年1月11日発売
著者:倉園佳三
表紙:倉園佳三
価格:1,628円(税込)

ペーパーバック版&Kindle版