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何もせずに続く「しあわせな状態」などない

今日は、「しあわせな状態」について考えてみたいと思います。

私たちの多くは、自分にしあわせをもたらすはずの何かを手に入れさえすれば、その後もずっと「しあわせな状態」が続くと考えています。

「自分にしあわせをもたらすはずの何か」は人によって異なりますが、一般的には、いい大学を卒業する、いい会社に就職する、いい人と結婚していい家庭を築く、マイホームをもつなどがその有力な候補となります。

では、そのような「何か」をすべて得られたとき、本当に私たちは変わることのない「しあわせな状態」を得られるのでしょうか。

残念ながら答えは「NO」です。

ブランドイメージの高い一流企業に就職できたとしても、そこでの仕事がつらいと感じていれば、けっしてしあわせとはいえません。

大恋愛の末に結ばれた2人であっても、お互いが相手のことを軽んじるようになれば、次第にその関係は冷え切っていきます。

せっかく手に入れたマイホームも、掃除や手入れを怠れば心地よい空間ではなくなります。築20年ほど経ったとき、その様子を見て「ああ、ボロい家になってしまったなぁ」などと嘆くとしたら、そこにもやはりしあわせはありません。

「え? じゃあどうすればしあわせな状態を得られるの?」

そんな疑問が浮かんだら、まず「状態」という言葉に私たちが何を期待しているかを考えてみてください。

おそらく、

「現在から未来にかけて変わらずにそうあること」

ではないでしょうか。

拙著やこのブログでも書いてきたように、そもそも「未来」という時間はこの世界に存在しません。そして、現在の時点で何も確定していない「未来の出来事」は、すべて私たちが頭で創り出した想像や幻想です。

だとすれば、「しあわせな状態」のうちで唯一、現実と言えるのは、結婚した瞬間や家を手に入れた瞬間だけです。そこから先は、私たちが「こうあってほしい」と願うただの「期待」に過ぎないのです。

そもそも、

「しあわせは、状態と呼べるような線の形をしてはいない」

ということです。

では、変わらずにしあわせでいるためにはどうすればいいのでしょうか。その方法はたったひとつしかありません。

「いまここでしあわせを創造し続ける」

ことです。

しあわせの本当の形は「点」です。仕事をしながら「いい感じ」であり続けること。夫婦として過ごす毎秒を大切にし続けること。苦労して得たものへの思いを絶やさないこと。「点」を連ねることで自分の前ではなく、うしろにだけ線が引かれていきます。

認めたくないかもしれませんが、

「点をつなげることで初めて実現する、しあわせの継続はけっこう大変」

なのです。

もしかしたら、私たちは心の奥底でその大変さを熟知しているのかもしれません。だから、ほおっておいても自動的に続く「しあわせな状態」を求めたくなるのだと思います。

けれども、そんなものは私たちの頭の中にしか存在しません。しあわせでい続けたいならけっして油断しないことです。

自分の人生を振り返って「ああ、しあわせだったな」と思える人は、「しあわせな状態」をもたらす何かを得たのではなく、「いまここ」のしあわせチャレンジを怠らなかったと捉えるべきではないでしょうか。

Photo by Satoshi Otsuka.

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