Good Vibes Workstyle

「グッドバイブスを携える」があなたの役割

私たちには個性に紐付いたさまざまな役割があります。そして、拙著で「74億とおりの役割」と書いたように、人によってその中身は異なります。

そのことをしっかりと認識したうえで、あえて次のような仮説を立ててみます。

「私たちには個々の役割のほかに、すべての人に共通する役割がある。それは、いつでもどこでもグッドバイブスを携えることである」

あくまで仮説です。それが正しいかどうかはいったん置いておくとして、そのように生活したらどうなるかを試してみたいのです。

たとえば、困難に思える問題に直面したとき、私たちは個々の役割に従って「いま自分は何をすべきか?」を考えます。技術やマーケティング、営業、マネージメント、コミュニケーションなど、さまざまな分野であなたなりの動きを模索しようとするでしょう。

ここであえてひと呼吸おきます。具体的な解決策を考え始める前に、先の「共通の役割」を思い出してみるのです。

「そうだった。私の役割はどんなときでもグッドバイブスを携えることだった」

そうして、拙著に書いたように「いい感じ」でいること、すなわち「怒りや不機嫌さ」「恐れや不安」を手放すことから始めます。

会議や飲み会の席などで、何かのきっかけで議論が紛糾し、あなたのまわりの人たちが互いに相手を攻撃し始めたときも同様です。

あなたは当然、「これはうまいこと仲裁しないとまずいことになるぞ」と考えるでしょう。でも、最初に行うことは「まぁまぁ、そう熱くならずに」と議論に割って入ることではありません。

他の人がどれだけエキサイトしていようと、あなただけは静かに「グッドバイブスを携える」ことに集中します。

その後もとくに何かを発言する必要はありません。ただ黙って「グッドバイブス」を貫くだけです。もし、「いい感じ」の状態で何か閃いたら、そのときに初めて言葉を発するようにします。

あるいは、自宅で「自分のやりたいこと」や、職場からもち帰った「やらなければならないこと」に着手しようとしたとき、家族から「これを手伝ってほしい」と急な依頼を受けたときも同様です。

「このタイミングで勘弁してくれよ」と不機嫌な反応をする前に、自分の役割を思い出します。

「ああそうか、グッドバイブスだったな」

このようなケースではわずかな時間しかありませんが、なんとか「いい感じ」に自分を整えて、あらためて家族からの依頼の内容を聞いてみます。

もし、この試みによっていいことが起こったら、先の仮説、「いつでもどこでもグッドバイブスを携えること」を自分の役割に加えてみてください。

そして、タフな交渉の直前、緊張する場面、チームの士気が下がったとき、煮詰まったとき、落ち込んだとき、ため息をつきたくなったとき、誰かを攻撃したくなったとき、何かを投げ出したくなったとき、なぜか笑えなくなったときなどに、この「共通の役割」を思い出す習慣をつけてください。

Photo by Satoshi Otsuka.

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