Good Vibes Workstyle

グッドバイブスはいつでも自分が帰るべき家

拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』 が発売されてから、そろそろ4か月が経とうとしています。

このところ、読者の方から「本を読んですぐにいい感じになれたのだけど、最近、また以前の状態に戻ってしまっている。グッドバイブスをキープするのが難しい!」という意見をいただくことが多くなりました。

そこで今日は、原点に戻って「いつでもグッドバイブスでいる方法」について書いてみようと思います。

まずはもう一度、「いい感じ」の波をもっている状態、すなわち「グッドバイブス」でいることのメリットを確認しておきましょう。

・怒りや不機嫌さなどの望ましくない感情を抱かなければ、無駄にエネルギーを浪費することもなくなる。結果として、何もできない、何もやりたくないと感じるような停滞感から抜け出せ、高いパフォーマンスを発揮できるようになる。
・「恐れや不安」に影響されたおかしな選択や判断をしなくなる。
・自分の仕事に本気モードで取り組め、「いいものを届けたい!」という思いを製品やサービスに宿せるようになる。
・ただそこにいるだけで、まわりにいる人たちを「ご機嫌」にできる。

ここで重要なのは、上記のようなメリットを享受している自分を、何か特別なものと捉えるのではなく、「余計なことをしなければ、私はもともといい感じであったはずだ」と捉えることです。

ぜひ、グッドバイブスを「本来の自分」、すなわち、

「Home」(帰る家)

と思ってください。

たとえば、キーボードでブラインドタッチをするとき、「F」と「J」に左右の人差し指を乗せることを「ホームポジションに置く」といいます。

これと同じように、もし、あなたがわずかな間でも「いい感じ」になれたら、それを「自分のホームポジション」として深く記憶に刻んでおいてください。

つまり、

「グッドバイブスになる、ではなく、グッドバイブスに戻る」

と捉えるということです。

この「Home感」(帰る感)をもつことによってあなたは、

「ザワつきの前兆を察知する」

ことができるようになります。

「恐れや不安」を感じてドキドキし始める前兆、ムカッとして怒りを抱きそうになる前兆、誰かに嫌悪感をもちそうになる前兆、自信を失いそうになる前兆。

すでに書いたように、あなたが本来いるべき場所は「グッドバイブス」です。そのことを強く意識していさえすれば、ザワッとする前兆を感じたときに、「あれ、おかしいぞ。このままだと家にいられなくなる!」とすぐに気づけるはずです。

この瞬間に、先に挙げたグッドバイブスのメリットを思い出してください。「このままだと、たくさんのいいことが失われてしまう」程度の抽象的なイメージでかまいません。

そして、すかさず次の選択をします。

「あの穏やかな家に帰るか、それとも過酷な外に投げ出されるか」

もしこのとき、グッドバイブスでいることを「遙かな高み」のように捉えていたとしたら、あなたは「このケースだともういい感じでいるのは無理!」とあきらめてしまうこともあるでしょう。

おそらく、冒頭の「キープするのが難しい」と感じる原因もここにあるのではないかと私は予想します。

でも、実際にはそのような高みに到達するのではなく、ただ家に帰ればいいだけです。それがあなたのごくごく自然な本来の状態だと確信できれば、少なくとも「難しい」などとは思わずにすみます。

ぜひ、ザワつきがまだ前兆のうちに「よし、家に帰る!」と決断してください。

この前兆を放っておくと、すぐにすさまじい勢いで「空想」や「妄想」が押し寄せてきます。そうして、頭の中が「望ましくない考え」で一杯になってしまったあとでは、そう簡単に「いい感じ」を取り戻すことはできません。

実はこの時点で勝敗は決まってしまっているのです。ここはなんとしても兆しのうちに手を打ちましょう。

ザワつきの前兆を察知して「家に帰る」ことを選択したら、次のことを行います。

① ゆっくりと深呼吸を繰り返し、息を吐くときにザワつきを一緒に吐き出す。
② 不安な未来の予測や、目の前の事柄に対する「意味づけ」など、あらゆる「空想」「妄想」の始まりを食い止める。

集中して深呼吸をするだけで、②の考えは弱められます。けれども、もうひとりのあなたが「ヤダ! この不安なことについてもっと考えたい!」とダダをこね始めるでしょう。

その自分を幼い我が子だと思って、次のように説き伏せてください。

「いま、こんなザワついている頭で考えても、ロクなことは出てこないでしょ? 家に帰って、もっと平安な心でどうすればいいかをこの世界に聞いてみようよ」

ちなみに、私はこのもうひとりの自分とのやり取りを、あえて「自分との戦い」と呼んでいます。グッドバイブスの世界には他人との争いなど存在しません。唯一、残るのが、家の外に出たいとグズる自分自身との戦いだけなのです。

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