「あなたは不機嫌でいたいですか?」と聞かれて、「もちろん!」と答える人はいないはずです。それなのに、なぜ私たちは日々、不機嫌になることを選んでしまうのでしょうか。
「まわりの人たちが自分を不機嫌にさせるのだから仕方ない」
「不機嫌にならざるを得ない出来事が起こるのだからしようがない」
たしかにそれも一理あります。けれども、心の奥底をのぞいてみれば、不機嫌になって心を痛める代わりに、なんとしても手に入れたいと思っている「メリット」があることに気づきます。
自分に理不尽な言動をした人に反省を求めたい。まわりの人からの同情を得たい。大変な思いをしていることを理解してほしい。この場の雰囲気を壊したい。
実は、このようなことが実現してほしいと願いながら、私たちは不機嫌になることを自ら選択しているのです。
けれども、実際にはそのようなメリットが得られることはあまり多くありません。むしろ、あなたが不機嫌になることによって、状況はわるくなる一方です。
グッドバイブスでいるための第一歩は、「不機嫌さのメリット」を手放すことにあります。負の感情を抱き、心を揺らすことで多くのエネルギーを失う代わりに、「自分の仕事に最高のグッドバイブスを宿らせるにはいま何をすればいいか?」を考えてみてください。
Photo by Satoshi Otsuka.
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