楽しく、しあわせに、そしてやりがいを感じながら働くためには、74億分の1にあたる自分の役割を見つけることが大切です。そして、その幸福な役割は「自分の個性」としっかり向き合うことで明らかになってきます。
そのためにはまず、あなたが「これは自分のダメな部分だ」「ここを直したい」と思っている、いわゆる「欠点」や「短所」に目を向けてください。
この世に完璧な人間などいません。私たちはみな、長所、短所と呼ばれる凸と凹を両方もち合わせています。その凸と凹のハーモニーこそが「個性」なのです。
多くの場合、凹の部分には社会の常識にそぐわないという理由で「短所」というラベルが貼られ、自分も周囲の人も「それは直したほうがいい」とみなしています。
けれども、個性にとっては凸も凹もその価値はまったく同じです。片方がへこんでいるからこそ、もう片方が飛び出ているのです。
無理やり「欠点」や「短所」と呼ばれる凹の部分を平らにしようとすると、その反対側の凸、すなわち「長所」や「強み」も薄まっていくことがあります。
世の中の常識にあまりとらわれることなく、あなたの凸と凹、その両方を愛しく思って大切にしてください。そこからあなたの「個性」の輪郭がはっきりとし始めるのです。
Photo by Satoshi Otsuka.
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