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誰かに求められた瞬間に自分の役割を果たす

今日は「役割」について考えてみたいと思います。

この世界に暮らす人々は74億の「違い」をもっています。それぞれの「違い」は「個性」となり、それはやがて74億とおりの「役割」を生み出します。

私たちは、たとえば仕事の中で各自の「役割」を果たしています。この関係を式で表すと次のようにります。

「役割=仕事」

一方、拙著では「仕事とは誰かの役に立つこと」と定義しました。これも、同じように次のような式で表せます。

「仕事=誰かの役に立つこと」

そして、2つの式をまとめるとこうなります。

「誰かの役に立つこと=仕事=役割」

さて、私たちが抱える悩みのひとつに、「仕事とプライベート」や「仕事と家庭」の両立や切り分けをどうすればいいかというのがあります。

「仕事に追われて家事がままならない」
「やりたいことがあるけれど、家族のことに費やす時間が多くてできない」

1日は24時間という制限の中で、どうやって家事をする時間を捻出するか、どうやって自分の時間を確保するか。たしかに、解決するのが難しい問題に見えます。

そこで、この答えのない迷宮から抜け出すために、先の式を使って発想の転換をしてみましょう。まず、「仕事」という概念を取り除いて式をシンプルにします。

「誰かの役に立つこと=自分の役割」

こうすることによって、「仕事とプライベート」や「仕事と家庭」などの既存の切り分けはあまり意味をもたなくなります。なぜならば、仕事であろうと家事であろうと、誰かの役に立つことはすべてあなたの「役割」ということになるからです。

「仕事だけが自分の役割を果たす場ではない」

と認識を大きく変えるわけです。

これまで別の箱に入っているように見えた「仕事」と「家庭」(プライベート)が、「役割」というひとつの容れ物の中でグラデーションを描くように溶けていくイメージです。2つのあいだにあった境界線が消えるといってもいいでしょう。

そして「役割」は、相手、すなわち「あなたが役に立とうとする人」が、自分にそれを求めた瞬間に発動されるのがベストです。

たとえば、「いま話を聞いてほしい」という家族のリクエストに、一週間後に応えるようでは、とても自分の役割を果たしたとは言えません。

そこで最初から、

「仕事であっても、プライベートであっても、誰かに自分の役割を果たすよう求められたら、できる限り即座にそれに応える」

という覚悟をもっておくようにします。

もちろん、そのように覚悟したからといって、時間の使い方や、やるべきことの配分など、あなたの外側にあるものが変わるわけではありません。ただ、現在と同じ状況があなたの前にあるだけです。

けれども、あなたの内側にある認識はこれだけで大きく変わります。この覚悟さえあれば、「仕事から帰ったばかりなんだから、勘弁してくれよ!」などと、不満を口にする必要もなくなるはずです。

「いやいや、それができないから悩ましいんじゃない」と思うかもしれません。けれども、その悩ましさは「役割」という捉え方をしていない世界で生まれたものだという事実を忘れないでください。

すでに書いたように、「役割」とは「誰かの役に立つこと」にほかなりません。真に役に立てば、その相手からあなたの想像をはるかに超えた「何か」を与えられることになります。

感謝、信頼、揺るぎない自信、充実感、達成感。

それがどれだけあなたのエネルギーになるかをぜひ、実践をとおして目撃してください。

そして、「誰かの役に立つとはこんなにすごいことなんだ!」という体験は、「役割」というグラデーションの中にある、あなたの「仕事」にも多大な貢献をしてくれるはずです。

Photo by Satoshi Otsuka.

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