本気でやるとその仕事のおもしろさがわかる

もし、いまの仕事に興味がもてないと感じたら、退職や転職を考える前に「自分はこの仕事を本気でやったことがあるか?」を確認してみてください。

答えが「胸を張って本気を出したと言える!」なら、たしかに次の活躍の場を探すときかもしれません。反対に、「いや、まだ本気は出していないと思う……」が答えだとしたら、あなたにはもうひとつの選択肢が残っています。

「一度でいいから、いまいる場所で本気を出してみる」

仕事でも遊びでも、適当にやっているかぎり心の底から「おもしろい!」と感じることはありません。

たとえ鬼ごっこやかくれんぼのようなたわいもない遊びであっても、真剣にやればヒリヒリとした緊張感が生まれ、「けっこう楽しいかも」と思えるものです。

居心地のいい環境を探そうとするのではなく、あなたが何に対して強い興味をもてるか、何であれば最大の情熱を注げるかを見つけてください。

それを知るための唯一の鍵が「本気」です。

あなたさえその気になれば、職場の人間関係がどうであれ、上司の采配がどうであれ、仕事の内容がどうであれ、いつでも本気を出すことができます。

その結果、やはり別の職場に行くことを選択したとしても、本気を出すことで見えた景色は、あなたを確実にしあわせな役割へと導いてくれるはずです。

Photo by Satoshi Otsuka.