このセミナーの目的はシンプルです。ビジネス書や仕事術では乗り切れない障壁を、すべての参加者に1年の最初に乗りこえてもらうことです。そこから新年をスタートさせられます!
◎ 最悪の個人的体験
佐々木正悟のことを少しでも知っていただいているなら、タスクシュートというツールを使って、
・1分以上かかる作業はすべてリストアップし、
・10年以上、スキマなく作業記録を残し、
・それらをEvernoteに蓄積している。
などのこともご存じかもしれません。
ちなみに、2年前の今ごろは倉園佳三さんとミーティングしていました。
[2019/12/09 16:21倉園さんとうちあわせ (15:44 – 16:21) ]
今でも私はこれをやっています。おかげで
・年に2〜3冊の書籍出版
・週に2回の連載
・週に1〜2回のセミナー
・平日朝のポッドキャスト配信
・週に二度の動画配信
・週に3回のミーティング
をこなしながらも、
・朝には娘の朝食を準備し、
・登校班に送っていき、
・夜には娘の塾の送り迎えを忘れない。
さらに、
・毎日の税理書類の整理
・庭の手入れ
くらいのことはできています。ぜんぶあわせてもたいしたオペレーションではありませんが、タスクシュート中心の時間管理がなければ、たぶん私にはやれていません。
とくに、忙しかった2013年ころには破綻していたはずです。そういう意味でタスクシュートとその開発者には足を向けて寝られません。
しかし、人生にはどうしても時間管理と仕事術では網羅しきれない難題もあります。
ことに、2017年は最悪の年でした。
実家の父が失職し、家まで失い、母は心臓病で入院し、妻との関係もこじれにこじれ、あげくには妹が失踪しました。
妹を探したり、実家の引っ越しの手伝いをしたりと、さまざまなあと処理に忙殺されたとはいえ、もともと私は実務や時間管理に「困る」と感じたことはありません。
それらはタスク管理でどうにでもなったのです。
それでも困ったのは自分の「怒り」です。この出来事を通じて私が学んだのは、
自分の攻撃力というものの強さ
でした。
外に爆発させたら大変なことになりそうでした。私はそれを必死に自分の中に溜め、おかげで原因不明の病気が続発する結果になりました。怒りで自分の体を徹底的に攻撃してしまったのです。
私はこれ以上は耐えられないと思い、家を出て、実家とも縁を切って、仕事もすべてキャンセルする決断をしました。
そもそも父の失職にせよ、引っ越しにせよ、身内の失踪にせよ、私には1ミリも原因がないことだと思いました。だから私が姿を消して、すべて放り出したとしても、無責任でいけないとは言い切れないと、考えたわけです。
◎ グッドバイブスはどう「有効」なのか?
この告知文は私の話をするための文章ではなく、グッドバイブスのセミナーに勧誘するためのものです。
だからここで、
佐々木がグッドバイブスに救われた話
を出さないわけにはいきません。
私が知らなければならなかったのは「攻撃力」の扱いについてでした。
ひとたびそれを外で爆発させれば、関係者に深刻なダメージを残さずにはいられないパワーがありました。
だからといって、内にため込んでいれば自分が機能不全に陥るのは確実でした。
家事でも仕事でも自分は機能しなければならない。しかし実際には自分の働きによって恩恵を受けるはずの相手を、できれば全員消し飛ばしてやりたいというのが本音でした。
この心理状態で「仕事術」などに、もはや何の意味もないのはあきらかです。仕事や家事の恩恵を受ける相手に「天罰」でも与えたい気持ちだからです。
グッドバイブスはつまり、そのどれも選択せずにすませる方法論だったというわけです。
外に爆発させず、内にため込んで病気にもならない。
えらく都合がいいようですが、実際にその都合のよさは可能なものだったのです。
だからいまこうして離婚もせず「実家」に向かう電車の中で、セミナーの告知文などを書いていられるわけです。
グッドバイブスによって私は「変わった」といえば変わりましたが、何も変えずにすませたということもできます。当時いちばんムリそうに思えたことこそが、
何も変えずにすませる
ことだったのです。
仕事も、住居も、配偶者も、肉親との関係すらも、変えずにはすまされないと思い詰めていたわけです。
2017年は私に苦労ばかりを残しましたが、グッドバイブスのおかげもあって、ひとつ悪くない土産も残りました。
自分の攻撃力の強大さ
を思い知ったのです。
それまで自分のことは内向的でおだやかで「弱い」人間としかイメージしていなかったのですが、けっしてそれだけではすまされないところが、間違いなく自分の中にあったのです。
この暴力的な力をそのまま仕事などに「活かす」わけにはいかないにしても、いざとなれば相当のエネルギーを活用できると知ったのは、大きな自信になりました。
こちらのセミナーにご参加いただける方にしても同様だと思います。
ご自身を決して「強くはない」と思い込んでいる方もいらっしゃるでしょう。けれども意外とそうではないのです。
2022年には、その自分の中の強力なエネルギーを「平和利用」するためにもグッドバイブスがきっと役立ちます!
変えるべきは「自分」ではありません。必ずしも「行動」を変える必要もありません。
すべては「考え方」で決まります!
ありきたりだと思われるかもしれませんが、これひとつでたしかにすべてを一変させられます。
私は15年間、仕事で一貫して推してきたのは「タスクシュートだけ」といってもいいような人間です。
やや融通が利かないほど実利的で、現実主義です。
生まれ落ちたところが寺で、肉親から親類がすべて坊さんだったり宗教かぶれだったりすればわかりますが「超自然的な救い」を求めるには「オカルト」が身近すぎたのです。
2017年のような「最低最悪な一年」をすごしてもなお、私はけっして「お祓い」や「お祈り」にごくわずかでも救いを求める気持ちになどなれませんでした。
「吉兆」にも「厄年」にも一顧だにしませんでした。
グッドバイブスはそんな私が受け入れられるほどロジカルな「方法論」です。
そうしたものがこの世にあると知って一年を始めるだけでも、決して損にはならないでしょう!
◎ イベントの詳細
日時:1月25日(火) 19時〜21時(開場 19時15分)
場所:神田カンファレンス・ルーム セミナールーム4
東京都千代田区神田錦町 3-18-3 錦三(キンサン)ビル4階
神保町駅 A9出口から 徒歩5分
定員:15名
参加費:10,000円(税込)
※ グッドバイブスファクトリー会員は1,000円オフ
◎ お申し込み、お支払い方法
下記フォームからお申し込みいただき、下記の銀行口座に参加費10,000円(税込)をお振り込みください。ご送金を確認後に予約完了になります。
銀行口座
PayPay銀行(銀行コード:0033)
ビジネス営業部 支店 (支店番号 005)
普通口座:5186718
口座名義:グッドバイブスファクトリークラゾノケイゾウ
◎ 講師紹介
倉園佳三

グッドバイブス・エバンジェリスト、執筆家、音楽家。
1962年福岡県北九州市生まれ。青山学院大学英米文学科を2年で中退。音楽家、IT系雑誌「インターネットマガジン」(インプレス)の編集長を経て2002年に独立。ガジェットやクラウドを駆使した仕事術の執筆とともに、企業向けに人材育成、プロジェクトマネージメント、コンテンツマーケティングなどの支援を行う。2019年の『グッドバイブス ご機嫌な仕事』出版以降は、しあわせな働き方や、「生態系のように動く組織」の創り方を、個人や企業に伝道する活動をメインとしている。
著書に『すごいやり方』(扶桑社)『iPhone × iPad クリエイティブ仕事術』『グッドバイブス ご機嫌な仕事』(インプレス)『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)などがある。
公式サイト:http://goodvibes.work/
Twitter:https://twitter.com/zonostyle
佐々木正悟

心理学ジャーナリスト。「ハック」ブーム仕掛け人の一人。専門は認知心理学。
1973年北海道旭川市生まれ。97年獨協大学卒業後、ドコモサービスで働く。2001年アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後、04年ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年に帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行う。
著書に、ベストセラーとなったハックシリーズ『スピードハックス』『チームハックス』(日本実業出版社)のほか、『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)『やめられなくなる、小さな習慣』(ソーテック) 『不安ゼロで生きる技術』(知的生き方文庫)などなど。
公式サイト:https://nokiba.github.io/index.html
note:https://note.com/nokiba
Twitter:https://twitter.com/nokiba