Good Vibes Workstyle

不満や不便を解決する仕事が企画を生み出す

パナマとコロンビアの国境周辺には、21世紀の今日でも密林と湿地だらけで道路もない空白地帯があるそうです。先日、「この危険区域を越えて米国を目指す移民が増えている」というニュースを見て、初めて「ダリエンギャップ」と呼ばれる地峡の存在を知りました。

移民問題の深刻さはもちろんですが、過酷なジャングルの映像を目にしながら、私は真っ先にこんなことを考えていました。

「道路を敷設するという仕事は、なんと尊いのだろう!」

私は毎日、いくつかの道路を歩いていますが、道路があるのがあまりにあたりまえ過ぎて、これまでその仕事の価値を気に留めたことはありませんでした。けれども、ダリエンギャップにおいては、道路のあるなしが生命に関わる大問題です。

私にとってこの報道は、他の人のしてくれた仕事なしでは1日たりとも生きられないことをあらためて痛感するとともに、私たちの仕事がこの世界のしあわせに大きく関わっていることを再認識する機会となりました。

そこで今日は、拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』にも登場する「世界は仕事でできている」という発想を、自分の仕事にどう活かせるかについて書いてみたいと思います。

Continue reading

分離しなければ緊張から完全に解き放たれる

信じられないかもしれませんが、この15年ほどのあいだ、私は「緊張」というものをしたことがありません。

その間、1000人を超える聴衆の前での講演や生演奏、初対面の著名人を集めたパネルディスカッションのファシリテーター、NHK BSのテレビ番組のコメンテーター、米国IT企業の超大物CEOのインタビューなど、シビれそうな場面を数多く経験してきました。

けれども、ただの一度も緊張したことはありません。理由はとても単純です。どんな状況でも拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』で書いた「いい感じ」、すなわち「平安な心」でいればいいことがわかったからです。

というわけで、今日は「いい感じ」の応用例のひとつでもある、「どんなときでも緊張から解き放たれる方法」について書いてみたいと思います。

Continue reading

仕事に自信がもてないときに改善すべきこと

私は現在、「CHANGES」というライフハック系の有料ブログで「フォースを使え!」という連載を執筆しています。位置づけとしては、拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』の続編にあたるものです。

その「CHANGES」の筆者のひとりである佐々木正悟さんから、ご自身の記事の中で私宛にこんな質問が寄せられました。

倉園さんは「仕事とは人に必要とされることであり、他者の必要性を満たすことである」というふうに定義されていらっしゃいまして、それには基本的に賛同するものですが、「この仕事がこれでいいかどうかが主体的に全然決められない」というくらい自信がない人の場合、「これでは必要を満たしていない」という思いにとらわれるのをどうしたらいいのか。ケースによっては、必要以上に満たしてしまっている場合が少なくないのです。

そこで今日は、この質問に答える形で、「自分の仕事に自信がもてなくて、どこまでやればいいかわからないときの改善法」について書いてみようと思います。

Continue reading

相手の悩みの中から「意味づけ」を探す練習

拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』やこのブログに頻繁に登場する「意味づけ」とは、出来事や他人の言動について、

「本当はそうでない可能性があるにもかかわらず、そうであると自分で勝手に結論づけること」

です。

私たちはこれを頭の中で行い、自分で出した結論をあたかも現実であるかのように思い込みます。そうしてできあがった「幻想」によって、私たちは悩みや怒り、不機嫌さなどの望ましくない思いを抱くようになるわけです。

なぜ「幻想」なのかの理由は言うまでもありません。「本当はそうでない可能性」があるならば、それはけっして現実とは言えないからです。

もっとも重要なのは、不快な感情を抱いたとき、即座に「いま、自分はこの出来事や言動にどんな意味をつけたか?」を見極める習慣をつけることです。

そこで今日は、「意味づけ」を手放すトレーニングのうちのひとつ、「相手の悩みを聞きながら意味づけを探す練習」を紹介したいと思います。

Continue reading

なぜ私たちは自分のことをよく知らないのか

拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』もこのブログも、「私たちは本当のことを何も知らない」という事実に希望を見出そうとするものです。

この世界の本当の姿とは何か、仕事とは何かを見誤っているからこそ、目の前にある「嫌なこと」を「ご機嫌なこと」に変えられる可能性が生まれるのです。

そして実際に、私たちは本当に何も知りません。自分の未来がどうなるのか、ある人がなぜそのような態度をとるのか、自分と他の人はどこかでつながっているのか、それとも切り離されているのか、生命とは何か、そしてなぜこの宇宙や私たちが誕生したのか。

中でも、知っていそうで、実はもっとも知らないのが「自分とはどういう存在なのか?」ではないでしょうか。今日はこの最大のミステリー、すなわち「なぜ私たちは、いつまでたっても自分自身のことがよくわからないのか?」について考えてみたいと思います。

Continue reading

よくない雰囲気で膠着したチームを救う方法

組織や部署、グループ、家族など、2人以上のチームで何かの問題が起こったとします。ひとことで問題といってもさまざまですが、ここでは、メンバー同士の仲がわるい、信頼に欠ける、うまくコミュニケーションがとれない、活気がなくて士気も上がらないなど、チーム全体が「よくない雰囲気」に陥っている状況を想定しましょう。

おそらく、「このままではまずい」と感じたリーダーは、親睦を深めるイベントを企画したり個人面談をしたりと、すでに何らかの対策を講じているはずです。にも関わらず、チームのバイブスは一向に上がる気配すら見せません。

今日はそんなチームを目の当たりにしたとき、「あなたにできること」について書いてみようと思います。

Continue reading

本気と引力がしあわせな役割に導いてくれる

拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』の中で「しあわせな役割」について書きました。この世界に暮らす私たちには74億の違いがあり、そこから74億の個性が生まれます。そして、それぞれの個性が誰かの役に立つとき、私たちは「しあわせな役割」を得ることになるのです。

最大の問題はどのようにして「しあわせな役割」を見つけるかです。先の文章の流れからすると、「まずは自分の個性を知り、それを活かせる仕事に就く」という方法が妥当のように思えます。

もちろん、そのように物事が進むに越したことはありません。けれども、実際に何らかの仕事を手がける前に「自分の個性は何か?」を知ることは簡単ではありません。もし、運よく答えを得られたとしても、「では、その個性を活かせる仕事は何か?」というさらなる難題が待ち受けています。

そこで拙著では、自分の個性を探る代わりに、次のようなやり方を提案しました。

「いまいる場所で本気を出せば、自然としあわせな役割に導かれる」

今日は、これがどういうことなのかについて書いてみたいと思います。

Continue reading