Good Vibes Workstyle

「人は負の感情を抱く生き物」を疑う〜後編

今日も前話に続いて、「人間は感情の生き物である」という言葉に象徴される、

「人間は負の感情を抱くのがあたりまえ」

という説を疑ってみようと思います。

まずは、これまでの流れを整理しておきましょう。この話の前提には、自分自身を次のように捉える考え方があります。

「私たちは、しあわせな存在としてこの世に生まれてきた」

そのうえで、私たちの「望ましくない感情を抱くメカニズム」を見直してみます。すると、それは外的な要因によって、自分の意志とは無関係に、条件反射のように沸き起こるのではないことがわかります。

そうではなく、

「出来事や他人の言動→意味づけ→感情」

の図式で表されるとおり、「この出来事には悲しいという意味をつけよう」「この人の発言にはムカつくという意味をつけよう」といった、自分自身の判断、すなわち「意味づけ」から、私たちの「負の感情」は生まれているのです。

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「人は負の感情を抱く生き物」を疑う〜前編

「人間は感情の生き物である」という言葉があります。誰もが「そのとおりだ」と賛同するしかない、ごくごくあたりまえの話のようにも見えます。

ただ私は、この説には2通りの読み解き方があるように思うのです。

ひとつは、

「私たち人間は、五感で捉えた対象に、感動を抱ける生き物である」

という、私たちの豊かな感性について言及しているという解釈です。

こちらに関しては、私もまったく異論がありません。自分の人生を振り返ってみても、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚で捉えたさまざまなものに驚き、心を動かされ、多くの刺激を受けながら生きてきたように思うからです。

でも、一般的に「人間は感情の生き物である」の意味はそれだけではありません。

「怒りや悲しみなど、苦しい感情を抱くのも、また人間の宿命である」

という、先の「感動」とは表と裏の関係にあるような、負の解釈も含まれているのです。

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あなたを「いまここ」に導く3つの行動とは

バックナンバー「グッドバイブスな視点とイリュージョン視点」で、この世界について私たちが見誤っている可能性のある事柄を挙げました。

実は、現在、過去、未来という3つの時間の捉え方も、まさにイリュージョンのひとつです。

拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』やこのブログで書いてきたとおり、

「唯一、いまここだけが現実の時間」

なのです。

先の記事のなかには、「自分とは身体か、それとも意識か?」など、どちらが現実で、どちらがイリュージョンかを見極めるのが難しい事柄もありました。

けれども、この時間の話に限っては、議論や検討の余地はありません。過去や未来という概念を頭に思い浮かべられるかどうかは別として、

「私たちがそこに存在できて、実際に何かを行える時間はいまここしかない」

からです。

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赦すことで相手が恐くなくなった女性の実話

今日は、私が実際に目撃したあるエピソードをヒントに「赦す」とはどういうことかについて考えてみようと思います。

都内にいくつかのオシャレな雑貨店を運営するある会社で、新店舗の企画をお手伝いしていたときの話です。Aさんという30代の女性社員から次のような相談を受けました。

「私は今回、新しくオープンするお店に入ることになりました。そのこと自体はとてもうれしいのですが、以前からものすごく苦手だったBさんもスタッフに選ばれたそうなんです。どうすれば、彼女とうまくやれるでしょうか?」

詳しいことを聞いてみると、AさんとBさんは5年ほど前に同じお店で働いたことがありましたが、何から何までことごとく意見がかみ合わず、いつしかふたりの仲は、修復できないほど険悪な状態になってしまったとのことでした。

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グッドバイブスな視点とイリュージョン視点

11月15日の記事から三話連続になりますが、今日も「もしかしたら、自分はこの世界の姿を見誤っているんじゃないか?」と、私たちのイリュージョンを疑う旅に出ようと思います。

前話で書いたように、それは次のような考察から始まります。

「私たちはそれぞれが創造したイリュージョンを見ている」
 ↓
「けっして、いつでもありのままの現実を見ているわけではない」
 ↓
「だとしたら、本当のことを何も知らないのではないか?」

そして、「本当のことを何も知らない」という事実を受け入れ、自分の「正しさ」を手放したとき、私たちを取り巻くこの世界は、以前とはまったく異なる姿を見せ始めます。

今日は、このような新たな見方を「グッドバイブスの視点」、従来の見方を「イリュージョンの視点」と名づけ、それぞれの世界で何が変わるのかをまとめてみましょう。

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「何も知らない自分」としてどう行動するか

前話で私は、

「私たちが見ているのは、自分自身で創り出したイリュージョンである」

と書きました。

76億の人々が、それぞれに趣の異なる映像を自分で投影しながら、76億通りの世界を見ながら暮らしているということです。

もしそうだとしたら、拙著『グッドバイブス ご機嫌な仕事』で提示した、

「もしかしたら、自分はこの世界の姿を見誤っているんじゃないか?」

という疑いは、かなり信憑性を帯びてくることになります。

そして、すべての人が「現実」をありのままに見ていないとするならば、

「私たちは本当のことを何も知らない!」

という可能性も限りなく高くなるのです。

11月15日にこのブログの一周年を迎えたこともあり、私はいま、もう一度、グッドバイブスの原点に立ち戻ろうとしています。それが次の図式です。

「私たちはそれぞれが創造したイリュージョンを見ている」
 ↓
「けっして、いつでもありのままの現実を見ているわけではない」
 ↓
「だとしたら、本当のことを何も知らないのではないか?」

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私たちはイリュージョンの世界に住んでいる

今日はこのブログにとって特別な日です。第一話「創造を意識して今日の仕事をやってみる」を公開したのが2018年の11月15日。そう、一周年記念なのです!

この一年間、休むことなく平日の日刊を続けてきましたが、こともあろうに、一周年を目前にした昨日、ひさびさに高熱を出して寝込んでしまいました。

このブログでも「未来は予想できない」と書いてきたとおり、あと一話というタイミングでこういうことが起こるんだとあらためて実感しています。

ただ、朝6時の更新は叶わなかったものの、まだ11月15日は終わっていません(笑)。夕方まで寝てだいぶ復活してきたので、「無休で更新」を続けてみようと思います。

今日のテーマは「イリュージョン」です。こんな話から始めましょう。

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