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恐くて苦手な場面では尊厳があなたを助ける

「傲慢」と「尊厳」はまったくの別ものです。

傲慢な態度とは、相手を自分よりも「低い存在」とみなした振る舞いを指します。何が低いと見ているのかは、傲慢な態度をとる人の考え方によってさまざまです。

「自分よりも所得が低い」「自分よりも地位が低い」「自分よりも知能指数が低い」「自分よりも学歴が低い」「自分よりも身分が低い」「自分よりも人間的な価値が低い」

これに対して尊厳は、「人間の尊厳」という言葉が象徴するように、他と比較する余地などない絶対的な概念です。

つまり、尊厳のある態度とは、自分と他人に共通する「絶対かつ不変の価値」を認め、私たちすべてがそのような価値をもつ存在であることを体現するために、背筋を伸ばし、堂々とその場に立っていようとする振る舞いであると私は考えます。

仕事の中で私たちは、「取引先と複雑な交渉をする」「上司と直談判をする」「問題のある部下に行動の改善を求める」「物事の進め方について意見の違う同僚と話し合う」など、想像するだけで逃げ出したくなるような、ハードな場面に置かれることがあります。

あるいは、「この人は苦手だ」「この人は恐い」「この人は話しにくい」と感じるような相手と定期的に会合をもつことが、日々の大きなストレスになっているという人もいるでしょう。

そんな厳しい場面に挑む直前に「恐い!」と感じるようなら、この「尊厳」の話を思い出してください。

その日の天気が幸い晴れなら、窓の外の「太陽」を直視します。まぶしくて目を開けていられなくても、しばらく我慢してじっと太陽を見つめます。

そのまま目を閉じると、あなたのまぶたの裏には太陽の光の残像が残っているはずです。その光の残像を胸のあたりまで降ろしていって、心の中でこうつぶやいてください。

「この光が私とすべての人たちのもつ絶対かつ不変の価値の象徴だ。この価値を傷つけられる存在などどこにもいない」

そうしてピンと背筋を伸ばし、その価値が「恐れや不安」を生むことはなく、それゆえに、あなたには防御も攻撃も必要ないと確信してください。

いつもの自分よりもひとまわり大きくなった自分を感じたら、相手の中にも同じ価値、同じ光を見出そうと意識しながら、静かに最初のひと言を発してみます。

あなたの尊厳のある態度は、バイブスとなって相手に届き、彼らの中にもかならずある、完全に同じ「尊厳」を引き出してくれるはずです。

Photo by Satoshi Otsuka.

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