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損得勘定やリスクヘッジを手放せば導かれる

人生には何かの選択を迫られる場面が数多くあります。自分が働く職場を決めることも、私たちにとってもっとも重要な選択のひとつです。

多くの場合、そのような人生の重大局面を迎えたとき、私たちは守りの立場から判断を下そうとします。すなわち、「どれを選ぶのが自分にとってもっとも得かつ安全か?」です。

一般的に「損得勘定」や「リスクヘッジ」と呼ばれる視点です。

「どちらの会社のほうが高い収入を得られるか?」「どの会社がもっとも安定しているか?」「10年後の同窓会でかつての同級生たちに胸を張って言える職業はどちらか?」などが、就職先を決める際の大きな要因とされるのもこのためです。

一見、賢い選択につながりそうな基準に見えますが、このときの私たちの選択眼は間違いなく曇っています。なぜならば、「損得勘定」や「リスクヘッジ」はすべて恐れや不安がその元になっているからです。

74億分の1の自分の個性に紐付いた「しあわせな役割」とは、ある意味で「天職」のようなものです。天が何を意味するかはさておき、やはりそこにたどり着くためには、私たちが曇った眼で行う選択を超えた、もっと純度の高い何かが必要です。

それが「導かれる」という感覚をもつことです。

あなたがいまその職場にいること、その仕事をしていること、その仕事をとおして関わっている数多くの人々がいること、そのすべてに大きな意味があります。

まずはその目の前にある仕事や人々に本気で向き合ってみてください。あなたがそれらを「ムダなもの」とみなしている間はなにも起こりません。

けれどもそのすべてを、「自分のしあわせな役割にたどり着くための大切な停車駅」と捉えた瞬間に、あなたは本来いるべき場所へと導かれるようになります。

Photo by Satoshi Otsuka.

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